セレスは一段と出直る、12月期末の配当予想と業績予想の増額修正を好感

■12月期末配当は前期比40円増の60円に、権利付最終日が迫る

 セレス<3696>(東証プライム)は12月25日、一段と出直りを強めて始まり、取引開始後は7%高の3600円(250円高)まで上げて約1週間前につけた2021年以来の高値3875円に向けて上値を追っている。12月23日に今12月期の連結業績予想と配当予想の増額修正を発表。今年の12月期末配当を確保する買付期限(権利付最終日)は12月26日のため、買いが拡大する様子となっている。

 モバイルサービス事業「モッピー」の利益率改善や、同事業の機能性インソール「ピットソール」、腸内環境改善サプリ「オイグルト」の好調推移などにより、今期・2024年12月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は5月に開示した前回予想を37.5%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.0%上回る見込みに見直した。こうした高業績を受け、12月期末配当を1株につき前回予想比20円増の60円(前期比では40円の増配)の予定に見直した。

 暗号資産相場が活況を呈していることから、連結子会社の株式会社マーキュリーの損失幅が縮小、ビットバンク株式会社の持分法による投資利益が見込まれるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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