【引け後のリリース】3Dマトリクスがマサチューセッツ工科大と新契約

引け後のリリース

■骨、皮膚、心筋、神経の組織など広範囲でより優れたペプチドに関する権利を確保

スリー・ディー・マトリックス(3Dマトリクス)<7777>(JQG)は27日の大引け後、シンガポールの連結子会社3-D Matrix Asia Pte. Ltd.が自己組織化ペプチドの修飾方法などに関してマサチューセッツ工科大学(MIT)と新規グローバルライセンス契約を結んだと発表した。本件による本年度の業績予想への影響は、現段階では無いとした。

27日の株価終値は1879円(20円安)となり、日々小幅だが4日続落となった。昨年1月の5950円を上値に長期調整基調が続いてきたが、12月11日に発表した第2四半期決算などが好感され、昨年来の安値(12月26日の1826円)を下値に下げ止まる様子になっている。2015年4月期は、2期続いた赤字から完全に黒字化する見込み。現在の値動きは12月の安値に続く2番底を探る途中になる可能性があり、2番底が近いとすれば押し目買いが正解ということになる。 発表によると、自己組織化ペプチドの修飾方法に関しては、従来の自己組織化ペプチドに生体機能を活性化する短いモチーフ配列を付加するもので、主に再生医療領域において活用を進めている。この度の新規ライセンスによって骨組織、皮膚組織、心筋組織、神経組織など広範囲の分野でより細胞の生育に優れたペプチドに関する権利を有することになる。

また、従来よりドラッグ・デリバリー・システム領域(以下「DDS領域」)における薬剤や治療物質のキャリア担体としての活用を進めているが、この度の界面活性剤様ペプチド技術に関する新規ライセンスにより、新配列のペプチド権利を有することになる。これにより、Exploit Technologies Pte Ltd(シンガポール科学技術研究庁:A*STAR のライセンス機関)との間で平成26年5月に締結した超短鎖自己組織化ペプチド技術と合わせて、より広範囲のラインナップの中からDDSの新たな徐放担体の研究開発が可能となった。

27日の株価終値は1879円(20円安)となり、日々小幅だが4日続落となった。昨年1月の5950円を上値に長期調整基調が続いてきたが、12月11日に発表した第2四半期決算などが好感され、昨年来の安値(12月26日の1826円)を下値に下げ止まる様子になっている。2015年4月期は、2期続いた赤字から完全に黒字化する見込み。現在の値動きは12月の安値に続く2番底を探る途中になる可能性があり、2番底が近いとすれば押し目買いが正解ということになる。

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