クリナップ:「足ピタ」パターン、『IAUD アウォード』を受賞

■「アクリアバス」などに採用~『足が滑りにくい』ユニヴァーサルデザイン性を評価

 クリナップ<7955>(東1)のシステムバスルームに搭載している「足ピタ」パターンが、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)主催の「IAUD アウォード2016」で住宅設備部門「IAUD アウォード」を受賞し、表彰式が、「国際ユニヴァーサルデザイン会議2016」の開催に合わせ、12月9日、名古屋国際会議場で行われた。

 また、同社は開催期間中「足ピタ」パターン解説パネルの展示を行った。

 「IAUDアウォード」は、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって生活に不便さを感じることなく、『一人でも多くの人が快適で暮らしやすい』ユニヴァーサルデザイン社会の実現に向け、特に顕著な活動の実践や提案を行っている団体や個人を表彰する。

■浴室に安心感・安全感をもたらした!

 「足ピタ」パターンは、同社のシステムバスルーム「アクリアバス」「ユアシス」の床や、浴槽底面に採用されているが、次の2点が評価されて今回の受賞となった。

(1)転倒の危険が大幅に軽減し、浴室に安心感・安全感をもたらした。
(2)利用者が持つ、安心感や手入れのしやすさという問題を解決した。

 クリナップは、「今後も、多くの人が快適で暮らしやすい社会の実現を目指し、より良い商品を開発・提案していく」と話している。

【足ピタパターンの特長】

(1)溝の深さを従来の約1/3(同社比)とし、足裏との間にできる水の膜を取り除きつつ、十分な接触面積を確保。床表面の微細な凹凸が濡れている足裏に密着し滑りにくい。
(2)同様に凸部の高さを従来の約1/3(同)、その立ち上りの角度を約45度としたことで、凹部の底へもスポンジが届くようになり、溜まった汚れを容易に取り除くことが可能ととなり、清掃性が向上した。
(3)凹部に入り込んだ水は毛細管現象により排水口まで導かれるため、浴室の床が乾燥するまでの時間を短くすることにもつながり、床表面の乾燥性も向上した。

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足ピタパターンを利用したアクリアバスの「足ピタフロア」

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 溝の深さが従来の1/3(同社比)になり足裏と床の接触面が広がり水に濡れていても滑りにくく、清掃性、乾燥性も向上。

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