神栄は業績予想の増額を好感し27%高だが急伸の後は小休止する傾向

株式市場 銘柄

■空気清浄機用途のホコリセンサーなどが好調

 神栄<3004>(東1・売買単位100株)は20日の14時頃から急伸し、14時40分を回って27%高の208円(44円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新した。14時に今期・2017年3月期の業績見通しの増額修正を発表し、営業・純利益は従来予想の6割増としたことなどが好感されている。

 売上高の見通しは据え置いたが、営業利益は従来予想を62%引き上げて10.5億円の見込み(前期実績の2.4倍)とした。「電子関連における中国向け空気清浄機用途のホコリセンサや食品関連における冷凍食品分野が、引き続き順調に推移すると見込まれる」ことなどが要因。値動きの特性として、急伸するとしばらく小休止する傾向があるとの見方があり、一服を待って3月決算が注目される頃に備えるべきとの見方もある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る