【チャート診断】ファーマフーズは足が軽く天井の高さが魅力、マザーズに人気戻り上値見込める展開

チャート診断

ファーマフーズ<2929>(東マ・売買単位100株)は、天井の高いことによるチャートの魅力がある。通販事業の好調を手掛りに4日(水)は100円ストップ高の710円と値を上げ25日線を突破した。一段高が見込めそうだ。

『タマゴ基地』の名前で手掛けている通信販売事業において3日時点での定期購入者数が1万4000人と半年で2倍に増えたことを好感している。

とくに、自社開発のヒアル酸産生促進材配合の膝関節用サプリメント「タマゴサミン」が好調。卵殻膜配合の珠肌石鹸も好調ということだ。昨年9月に開設した九州の自社専属コールセンターも寄与しているという。

骨の成長に関わる「ボーンベップ」、赤ちゃんの健康にかかわる「葉酸たまご」、血流改善効果や運動疲労軽減効果がある「ランベップ」などの機能食品を開発し健康支援ビジネス事業を展開している。

2006年の上場。2007年7月期から2011年7月期まで5期間赤字が続き2012年、2013年と黒字転換したが2014年7月期は再び赤字に転落した。

2015年7月期は通販の好調などで売上54.8%増の25億円、営業利益2億円(前期赤字2800万円)の見通し。1株利益11.7円、配当は無配。

PERに割安感はないが、マザーズでの人気銘柄。たとえば、昨年秋には10月の140円から11月の1590円まで短期間に11.3倍の急騰。ひとたび動くと足の軽いことから、買いが買いを呼ぶ人気といえる銘柄。

昨年11月高値後の安値は今年1月の500円。下げ幅(1090円)に対し半値戻しなら1045円前後が目標となるだろう。足元では人気の離散していたマザーズに活気がみられることからも戻りが狙える展開だろう。

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