インフォコムは電子書籍配信サービス「めちゃコミック」サイトで人工知能(AI)を活用

■業務の効率化、売上増加に効果

 インフォコム<4348>(JQS)は、グループ会社アムタスの運営する電子書籍配信サービス「めちゃコミック」サイトで人工知能(AI)を活用し、業務の効率化、売上増加に効果があったことを発表した。

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 同社では、今後注目を集めると思われる最新のITについていち早く検証を行い、実際の適用可能性を評価するための研究を行っていて、そこで人工知能(AI)やIoTのほか、VR/AR等のテーマについても取組んでいる。

 今回は、国内でトップクラスの実績を誇る電子書籍サービス「めちゃコミック」と共同で、人工知能(AI)の活用に取り組んだ。

 これまではスタッフがそれぞれの作品に手作業でタグ付を行っていたが、作品に関する様々な情報に機械学習を適用することで、その内容からテーマやキーワードを検出できるエンジンを構築した。この結果、作品に関する情報に「時代物」「バトル」といったような具体的な記述が無い場合でも、その作品の内容に適した言葉を検出することが出来るようになった。

 このエンジンを組み込んだツールを利用することによりスタッフのタグ付の作業時間を大きく削減でき、これまでは実施できなかった多くの作品へのタグ付も可能となった。更に、タグ付した作品は検索が容易となったため、タグ付けをしていない時と比べ、売上の増加も確認できた。

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