【銘柄フラッシュ】細谷火工など急伸し池上通信機はJRAからの大口受注で活況高

銘柄

 24日は、北朝鮮の建軍記念日が25日で国連安保理事会は28日とされ、今週はいつミサイル発射や核実験があってもおかしくないとの懸念が強まり、防衛関連株が再び急伸となった。細谷火工<4274>(JQS)がストップ高の16.3%高となり、石川製作所<6208>(東1)は12.5%高、日本アビオニクス<6946>(東2)は9.6%高、重松製作所<7980>(JQS)は2.8%高。

 パナホーム<1924>(東1)パナソニック<6752>(東1)による完全子会社化を目指すTOB(株式公開買付)を受けて19.2%高となり東証1部の値上がり率1位。パナソニックは21日の取引終了後、すでに発表していた株式交換による完全子会社化を合意により解約し、1株1200円でのTOBを発表した。池上通信機<6771>(東1)は日本中央競馬会(JRA)から映像伝送システムを総額26億5千万円で受注したとの午後の発表が好感されて17.1%高となり東証1部の値上がり率2位。キムラタン<8107>(東1)は14.3%高となり東証1部の値上がり率3位。

 JMACS(ジェイマックス、旧・日本電線工業)<5817>(東2)は前2月期の黒字化を受けた騰勢相場が収まらず今期の拡大に期待が強いとされて再びストップ高の16.3%高。ネポン<7985>(東2)はJA全農の事業改革が追い風とされて再び出直り10.3%高。川崎化成工業<4117>(東2)は横浜国立大学との共同研究などへの期待が再燃とされて急反発の3.6%高。

 夢展望<3185>(東マ)は筆頭株主の個別トレーニングジムRIZAPグループ<2928>(札ア)との物流関連事業などが好感されて10.5%高。エニグモ<3665>(東マ)はソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」(バイマ)では、プレミアムユーザー限定の中古品買取サービス「出張買取」開始が期待されて5.1%高の高値更新。

 システム情報<3677>(JQS)は5月末の株式分割が材料視されて15.0%高。カーディナル<7855>(JQS)は前週半ばに大手コンビニエンスストア5社と経済産業省が取り扱い商品1000億個にICタグを貼り付けるとの報道を受けて急伸を開始した勢いが衰えず13.5%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る