科研製薬の株価堅調、エーザイから2製品を承継、患者のQOL向上や既存製品とのシナジー効果など期待

■現在取り組んでいる健康寿命の延伸や女性の健康課題に貢献

 科研製薬<4521>(東証プライム)は3月29日、3455円(39円高)まで上げた後も上げ幅30円台で堅調に売買され、回復基調の相場となっている。朝、「エーザイ<4523>(東証プライム)からの2製品の製造販売承認の承継について」を発表し、「既存製品とのシナジー効果も期待される」としたことなどが好感されている。

 承継する2製品は、エーザイが製造販売する医療用医薬品メリスロン錠6mg/12mg、およびミオナール錠50mg/ミオナール顆粒10%。この2製品について日本国内の製造販売承認を承継する。これにより、科研製薬はエーザイに対して譲渡の対価として、2024年3月末までに38億円を支払う。

 この2製品は、国内外で幅広い患者さんの治療に長く使用され、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に貢献しており、科研製薬の企業理念「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる」に沿う医薬品になる。また、科研製薬が現在取り組んでいる健康寿命の延伸や女性の健康課題に貢献でき、既存製品とのシナジー効果も期待されるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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