JMACSは黒字転換から今期の増益拡大など好感され今世紀の高値

株式市場 銘柄

■メガネ型の情報端末「スマートグラス」による生産効率化システムなど注目される

 JMACS(Jマックス)<5817>(東2)は5日の後場16%高の1536円(216円高)で始まり、前場に続いて今世紀(2000年以降)の高値に進んでいる。4月中旬に完全黒字転換と今期大幅増益予想の決算を発表し、それまでの底ばい相場が一転、上昇相場に転換。このところは、メガネ型の情報端末「スマートグラス」を用いた生産現場の効率化システム「nvEye’s(エヌヴィアイズ)」などが注目されて上値を追っている。

 「エヌヴィアイズ」は、ホームページによると、スマートグラスを使った情報共有を進めることにより、マニュアルや画像をグラス内に表示し、対象物に対しハンズフリーで参照・確認しながらの作業が可能なほか、テキストやファイル送信を行い的確な作業指示を出すことなどができるという。こうした新製品の寄与により、今期・18年3月期の業績予想は、売上高を前期比23%増の51億円、純利益は同6.8倍の2.1億円、1株利益は45円10銭とした。テクニカル的には一段と上値を追うトレンドが描けるとの見方も出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る