メガバンクが一斉高、欧米の金利上昇など好感し超高速取引の介入も注視

株式市場 銘柄

■ECB総裁発言を境に資金運用環境の好転など期待

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は29日、4%高の777.2円(30.0円高)で始まり、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)も208.0円(4.0円高)で始まるなど、大手銀行株が軒並み続伸して出直りを強めている。ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁が27日、量的緩和政策の「出口」について言及したことなどを受け、この日から欧米の長短金利が上昇傾向を強めている。銀行株や保険株などには、資金運用環境の好転期待などが強まっている。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は4427円(113円高)で始まり戻り高値を更新した。メガバンク各銘柄には「ミリ秒」レベルの超高速取引が入りやすいとされ、こうしたプログラムのいくつかが「買い」にセットされればアトを追うように買い回転のプログラムが増加するとされるため注目する様子がある。(HC)

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