ニチコンが出来高を膨らませて出直る、「ワイヤレス充電」でクアルコム社と提携

株式市場 銘柄

■個人向けワイヤレス充電システムだけでなく公共用充電施設での普及も目指す

 電解コンデンサーなどのニチコン<6996>(東1)は26日、1200円(35円高)まで上げて出直りを強め、出来高は14時30分にかけて、すでにここ1週間の一日平均を上回り活況となっている。25日付で、米国の世界的な移動体通信技術・半導体設計開発企業・クアルコム社(Qualcomm Incorporated)とEV(電気自動車)向けのワイヤレス充電システムについてライセンス契約を締結したと発表し、期待が集まっている。

 同社は、すでに2009年からEV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド車)用の急速充電器を製造販売し、EV/PHVの普及に貢献してきた。このたびの契約により、同社は個人向けワイヤレス充電システムだけでなく、公共用充電施設でのワイヤレス充電の普及も目指し、EV/PHV利用者の利便性を向上させ、EV/PHVの普及促進に貢献するとした。(HC)

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