【株式市場】FOMCによる為替影響など意識するが日経平均は3日ぶりに2万円台を回復し新興市場も強い

株式

◆日経平均の終値は2万50円16銭(94円96銭高)、TOPIXは1620.88ポイント(3.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億2777万株

チャート15 26日後場の東京株式市場は、米国時間の26日に米国の金融政策会合FOMCの結果が発表されるため、為替への影響などを意識して様子見に転じる雰囲気があり、ブリヂストン<5108>(東1)は何度か前日比で軟調に転換。日経平均は前引けの水準(93円42銭高の2万48円62銭)から次第に勢いを弱め、13時30分にかけて61円38銭高(2万16円58銭)まで値を消す場面があった。それでも2万円台を保ち、終値での2万円台回復は3取引日ぶりとなった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、タカキュー<8166>(東1)が8月締めの第2四半期決算の盛り返しに期待とされて一段高となり、東芝<6502>(東1)は8月1日の売買から東証2部になるため日経225採用銘柄ゆえの売り圧迫から開放されるとの見方などで後場堅調。パス<3840>(東マ)はマザーズ上場10年を経過し8月1日から東証2部になることなどが言われて続伸。田中化学研究所<4080>(JQS)は非接触給電やワイヤレス充電に関連するとされてストップ高。

 出来高概算は17億2777万株(前引けは8億7648万株)、売買代金は2兆1965億円(同1兆641億円)。1部上場2024銘柄のうち、値上がり銘柄数は952(同872)銘柄、値下がり銘柄数は939(同1002)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は20業種(前引けも20業種)となり、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、証券・商品先物、銀行、石油・石炭、海運、輸送用機器、機械、その他製品、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る