【新規上場(IPO)銘柄】グローバル・リンク・マネジメントは収益性の高いエリアで自社ブランドを販売、中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らむ

株式市場 IPO 鐘

 グローバル・リンク・マネジメント<3486>(東マ)は、12月13日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、東京都心を中心とした単身世帯向け投資用不動産開発を出発点に、ITを活用して 土地所有者・投資家・入居者に新しいサービスを提供している。同社グループは、不動産ソリューション事業(投資用マンションの企画・開発・販売・建物管理等)を行う株式会社グローバル・リンク・マネジメントとプロパティマネジメント事業(自社販売分譲物件を中心とした賃貸物件管理)を行う連結子会社の株式会社グローバル・リンク・ パートナーズにより構成されている。

 政府による金融緩和政策に伴う金利低下の長期化や不動産に対する銀行融資条件の緩和等により投資用不動産需要は拡大しており、同社グループでは、東京23区における晩婚化や高齢化等による人口構造の変化を背景に、単身者や少人数世帯のコンパクトタイプの賃貸マンション需要は底堅い需要が継続すると想定し、不動産ソリューション事業とプロパティマネジメント事業を提供している。

 今2017年12月期第3四半期業績実績は、売上高160億6900万円、営業利益14億5900万円、経常利益14億5800万円、純利益9億0100万円に着地。

 今17年12月期業績予想は、売上高171億1800万円(前期比47.5%増)、営業利益10億2300万円(同71.7%増)、経常利益10億1100万円(同91.1%増)、純利益6億4200万円(同95.4%増)を見込む。 上場で調達した資金は販促アプリの開発やマンション建設費に充当する。年間配当予想は、期末一括45円を予定している。

 株価は、上場初日の12月13日に公開価格2620円の2.3倍の6130円で初値をつけ、同日高値6600円と買われた後、同19日安値5050円と下げたが買い直されている。東京23区内の中でも長期的に収益性の高い、駅から徒歩10分圏内、ターミナル駅まで30分前後のエリアに自社ブランド 「ARTESSIMO(アルテシモ)」シリーズを販売、自社での販売戸数が拡大し、自社販売力は着実に向上していることが評価され高人気となった。短期的な売りに押される場面もあったが、今期予想PER14倍台に割高感はなく、この期末に45円の配当を実施する予定で、5200円割れが下値として意識された感がある。中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  2. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  3. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  4. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  5. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  6. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る