パイプドHDは株式会社ipocaの第三者割当増資の引き受けを決議

■「NEARLY」と「スパイラル」はシステム連携を予定

 パイプドHD<3919>(東1)は、平成30年2月28日開催の取締役会において、株式会社ipoca(本社:東京都渋谷区)の第三者割当増資の引き受けを決議した。

 株式会社ipocaは、O2Oアプリ「NEARLY(ニアリ)」の提供を通じて、商業施設への送客を支援している。「NEARLY」は、東京、大阪、福岡などの大都市圏のショッピングセンターを中心に全国12都市130商業施設に導入されており、13,000店舗の情報を掲載し、ユーザー延べ数105万人を有するプラットフォーム。

 増資引受後、「NEARLY」と、パイプドビッツが提供する情報資産プラットフォーム「スパイラル」はシステム連携を予定している。「NEARLY」の会員情報や位置情報、PVデータなどの情報資産を「スパイラル」に蓄積することで、より安全に情報の管理・利活用ができる環境の整備を支援する。

 また、増資により、短期的には「NEARLY」と同社グループが提供するアパレル特化型ECプラットフォーム「スパイラルEC」や会員誘導広告及びその運用の掛け合わせなどによるシナジーを期待している。さらに、中長期的には「NEARLY」と同社グループの電子地域通貨の仕組みや飲食業界とのチャネルの掛け合わせによる新機能の拡充や新サービスの開発・拡販などにより、株式会社ipoca及び同社グループ相互の発展を目指すとしている。

 今回の増資引き受けは、同社の今期業績に与える影響については、軽微としている。なお、来期以降の業績に与える影響にいては、平成30年2月期決算短信(平成30年4月10日公表予定)の業績予想に織り込む。

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