第一生命HDは今期増配と自社株買いなど注目され続伸し戻り高値

株式市場 銘柄

■今期の業績は一時的増益の反動減あり減収減益の見込みだが株価は強い

 第一生命ホールディングス<8750>(東1)は16日、一段と出直りを強め、11時を過ぎては2241.0円(43.5円高)と戻り高値に進んでいる。15日の取引終了後に2018年3月期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表。発行株数の3.33%を上限とする買い付けとしたことなどが注目されている。

 自社株買いは5月16日から19年3月31日まで実施し、取得上限株数は保有自己株式を除く発行済み株式総数の3.33%に当たる3300万株、上限金額は390億円。

 また、今期・19年3月期の連結業績見通しは、前期に計上したジャナス・キャピタルとヘンダーソン・グループの合併に係る株式交換益などの一時的増益要因の反動減があり、経常収益を前期比8.7%減の6兆4290億円、経常利益を同12.3%減の4140億円、純利益を同39.5%減の2200億円、1株利益188円87銭とした。

 ただ、今期の配当は、株主還元原資の拡大などを背景に1株当たり53円(3円増配)の予想とした。(HC)

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