レナサイエンス、皮膚血管肉腫でRS5614併用第Ⅱ相治験の速報結果

■難治性皮膚血管肉腫で生存期間延長を示唆

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は2月10日、皮膚血管肉腫に対するパクリタキセルとPAI-1阻害薬RS5614を併用した第Ⅱ相医師主導治験の速報結果を発表した。皮膚血管肉腫は5年生存率が10%以下と極めて予後不良な希少皮膚がんで、既存治療では十分な治療効果が得られない疾患である。今回の治験は、1次治療無効かつ切除不能の患者を対象に、多施設共同で実施された。

 治験では16例が登録され、有効性評価は15例で実施した。主要評価項目である奏効率は完全奏効(CR)6.67%で、無増悪生存期間(PFS)は4.0か月、全生存期間(OS)は20.8か月となり、国内前向き試験で報告されたパゾパニブ試験(JCOG1605)の成績を上回った。さらに15例中13例で病勢安定が確認され、高い病勢制御率が示された。

 安全性面では、重篤または未知の副作用は認められず、治験薬との因果関係が否定できないGrade3以上の有害事象は31.25%にとどまり、いずれも回復した。既存治療と比べ忍容性は良好とされる。レナサイエンスは、本併用療法が進行性皮膚血管肉腫に対する新たな治療選択肢となり得るとして、次相試験および実用化に向けた準備を進める方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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