
■ビニールバッグ型装置で安定培養、医薬・化粧品用途に期待
パス<3840>(東証スタンダード)の連結子会社であるアルヌールは2月10日、東京都内のR&Dセンターにおいて、ビニールバッグ型培養装置を用い、フコキサンチンを含有する微細藻類2種(パブロバ、フェオダクチラム)の室内培養に成功したと発表した。遊泳性と不動性という異なる特性を持つ種で、安定した高濃度培養を実現した点が特徴である。
今回の成果は、同社が継続してきた微細藻類培養技術開発の第5回報告に当たる。人工海水を用い、5L弱の培養液にLEDバーライト1本を照射することで、培養開始から1週間で1mL当たり1000万細胞まで増殖し、その後も高密度培養が可能であることを確認した。微量の種株からでも効率的に培養でき、作業負荷を抑えられる点も強みとなる。
培養した微細藻類は、抗酸化作用や脂質代謝調節作用が期待されるカロテノイドの一種フコキサンチンを含有し、医薬や化粧品分野での応用が見込まれる。今後は他の微細藻類にも対象を広げ、同培養装置が多種の藻類に対応可能であることを示すとともに、培養技術や抽出精製技術の提供を通じ、環境・ヘルスケア分野における新産業創出を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























