朝日ラバーの第1四半期は自動車内装照明用のASA COLOR LEDの海外向け等の受注が堅調で増収2ケタ増益

■工業用ゴム事業は2ケタ増収大幅増益

 朝日ラバー<5162>(JQS)の第1四半期は、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの海外向けの受注や自動車用精密ゴム製品などの受注が堅調であったことから、増収2ケタ増益となった。

 今19年3月期第1四半期連結業績は、売上高19億43百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益1億66百万円(同14.7%増)、経常利益1億79百万円(同17.6%増)、純利益1億24百万円(同18.1%増)となった。

 事業別の概況は、工業用ゴム事業では、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの海外向けの受注や自動車用精密ゴム製品などの受注が引き続き堅調に推移しており、前年同期比で大幅に増加した。また、認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品の受注も好調に推移した。この結果、工業用ゴム事業の連結売上高は16億71百万円(同13.4%増)、セグメント利益は2億07百万円(同45.1%増)となった。

■医療・衛生用ゴム事業では新旧製品の入れ替えによる影響で売上高が減少

 医療・衛生用ゴム事業では、採血用・薬液混注用ゴム栓については、前期に行われた新旧製品の入れ替えによる影響で売上高が減少しているが、新たに投入した製品の受注が好調であることから、今後、市場への普及が進行するにつれて回復を見込むと見ている。この結果、医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は2億71百万円(同13.0%減)、セグメント利益39百万円(同47.2%減)であった。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高50.1%(前期49.5%)、営業利益49.7%(同53.9%)、経常利益54.5%(同53.9%)、純利益52.3%(同57.4%)となっていることからほぼ計画通りと思われる。

 ちなみに、今期通期も増収増益で、最高益更新を見込む。

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