【材料で見る株価】三菱重工はアメリカ原発関連で大きいチャンス、株価は長期モミ合い上放れも

材料でみる株価

三菱重工業<7011>(東1・売買単位1000株)は、米国での原子力発電建て替えで大きなビジネスチャンスを迎えそうだ。外国人買いなどが積極参戦し大きい相場に発展する可能性がありそうだ。

米国には現在、109基の原子力発電が稼働している。この発電所は今後、10年間のうちに軒並み耐久年数を迎える。この建て替えには同社の高い原子力発電の技術が必要不可欠で、海外事業拡大のチャンスとなる。

同社は日本を代表する総合重機最大手メーカーである。エネルギー・環境、交通・輸送、航空・宇宙、機械などが主力事業としている。その中で最近、注目を浴びているのが同社の原子力発電の対する技術力の高さである。

もちろん、福島原発事故で世界的に原発に対するアレルギーは強い。しかし、世界のエネルギー事情からすると簡単には廃炉にするには難しいようだ。原発に代わる電源開発がままならないからだ。自然エネルギーの太陽光発電や、風力発電の利用が盛んに指摘されているが、いずれも電圧が低く、工場で使用することは難しい。当然、火力発電のシフトということも考えられるが、二酸化炭素排出など公害問題を考えると容易ではない。

そこで、やはり原発のリニューアルが現実味を帯びてくる。1基100万キロワット級の大型原発の建設資金は約2000億円とも言われており、こうした原発が米国では100基前後にも及ぶという。米国には原発建設関連で目立った会社はなく、この分野で断トツの技術力を持っている同社に受注が舞い込んでくる公算がある。

足元の業績も好調だ。2015年3月期は前期比19.4%、同26.1%の増収営業増益を確保する見込みである。

株価は730円前後に壁があり、この近辺に接近すると600円前後まで下落する動きを約2年間繰り返してきた。ボックスを放れると800円前後は期待できそうだ。

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