富士急行はスルガ銀行株の値下がりで評価損と発表したが持ち直す

株式市場 銘柄

■第2四半期(4~9月累計)の連結純利益の見通しを32%減額修正

 富士急行<9010>(東1)は10月1日、取引開始後の7%安(250円安の3465円)を下値に持ち直し、10時にかけては5%安(175円安の3540円)前後で売買をこなしている。前週末売買日(9月28日)の取引終了後に特別損失(投資有価証券評価損)の計上と第2四半期(2018年4~9月累計)の連結純利益の見通しの減額修正を発表。しかし、上期で消化できるレベルのため影響は大きくないようだ。

 評価損の対象銘柄はスルガ銀行<8358>(東1)の株式。一連の不適切融資の問題を受けて大幅に値下がりした。このため、第2四半期(2018年4~9月累計)の連結純利益の見通しを従来の27.0億円から18.4億円に約32%引き下げた。前年同期実績は26.1億円だった。他の利益項目や営業収益の見通しに変更はなかった。(HC)

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