メディカル・データ・ビジョンの大規模診療データベースは3月末で、実患者数974万人、データ提供病院数は186病院となる

■データベースの整備により、患者メリットにつながるEBMの実施が期待される

メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は、同社が保有する大規模診療データベースについて、2015年3月末日現在で、実患者数は974万人、二次利用の許諾をいただいたデータ提供病院数は186病院(がん拠点病院79病院を含む)となったことを発表した。

同社が保有する診療データベースは、同社が提供するDPC分析ベンチマークシステム「EVE」を導入している病院のうち、二次利用の許諾をいただいた急性期病院の診療情報で構成されている。これらのデータでは、患者情報(傷病名・年齢・性別・身長/体重他)、処方内容(処方薬材名・処方量・処方日数他)、診療内容(手術・検査・処置・麻酔他)など、従来では難しかった医療機関で実際に行われた診療内容を様々な角度から分析することが可能である。日本は他の先進国に比べて実際の医療現場のエビデンス整備が遅れているのが現状であるが、データベースの整備により、患者メリットにつながるEBM(Evidence Based Medicine:根拠に基づいた医療)の実施が期待できる。

なお、このツールに蓄積されているデータは全て、個人情報保護に関する法令を遵守し、医療情報を取扱う各種ガイドラインに準拠した運用により、セキュアなデータ取得・管理を徹底している。

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