【株式市場】日経平均は一時207円安まで沈むが大引けは高く6日ぶりに反発

株式

◆日経平均は1万9327円06銭(171円32銭高)、TOPIXは1431.47ポイント(15.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億8826万株

チャート11 12月26日後場の東京株式市場は、前場の日経平均の上値の重さが気になったようで、先物が取引開始後まもなく軟調になり、日経平均は次第に軟化し始めた。ソフトバンクグループ<9984>(東1)は一段とジリ安。NY株式はXマス休場だったが、米シカゴで取引されるダウ工業株30種の先物が安いと伝わり、日経平均は先物につられるように一時207円16銭(1万8948円58銭)まで下押す場面があった。17年4月以来の1万9000円割れ。しかし、その後は急速に持ち直し、大引けにかけては170円高となり6日ぶりに反発した。東証2部指数は8日ぶりに反発し、マザーズ指数は4日ぶりに反発、日経JASDAQ平均は8日ぶりに反発。

 後場は、キーエンス<6861>(東1)が高下しながらも水準をセリ上げ、画像センサー専用データベースに関する25日のニュース発表などが注目され、東京會舘<9701>(東2)は出来高が少ないものの「平成」最後の宴会の盛り上がりが予想され急伸。ビリングシステム<3623>(東マ)はスマートフォン決済システムが注目し直されて大きく反発。エムティジェネックス<9820>(JQS)は森ビルグループの上場会社として思惑視され再び出直り基調。

 東証1部の出来高概算は13億8826万株(前引けは6億2378万株)、売買代金は後場増加して2兆8831億円(同9687億円)。1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は1831(同1870)銘柄、値下がり銘柄数は254(同230)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、空運、ガラス・土石、石油石炭、サービス、繊維製品、建設、医薬品、水産・農林、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る