スリー・ディー・マトリックス、止血材「PuraStat」の粘膜創傷治癒用途でCEマーク変更申請

■自己組織化ペプチド技術(RADA16)活用、消化管や耳鼻咽喉領域の粘膜治癒用途を目指す

 スリー・ディー・マトリックス<7777>(東証グロース)は3月6日、欧州で販売する自己組織化ペプチド技術(RADA16)を用いた止血材「PuraStat」について、粘膜創傷治癒用途などへの適応拡大を目的としたCEマーク変更申請を欧州の第三者認証機関に行ったと発表した。粘膜治癒能力に関する適応追加を目的とした同製品で初のCEマーク変更申請となる。

 今回の申請では、消化管や耳鼻咽喉領域を中心とする粘膜組織における創傷治癒用途への適応拡大を目指す。承認されれば、従来の止血用途に加えて創傷治癒機能を併せ持つ止血材として、他の止血材製品との差別化要因となる可能性がある。特に消化器内視鏡領域では、出血時の止血に限られていた用途が、切除後部位や各種潰瘍など出血を伴わない病変部位にも広がることが期待される。

 さらに、放射線性直腸炎や血管性病変(GAVE等)、泌尿器領域の放射線性膀胱炎など、粘膜治癒補助の観点からの臨床応用も視野に入る。加えて耳鼻咽喉科(ENT)領域では、術後の癒着低減や疼痛軽減への寄与を目的とした適応についても同時に申請した。同社は「PuraStat」を止血・治癒・癒着防止・疼痛軽減の機能を目指す多機能デバイスとして確立し、欧州市場での普及拡大を図る方針だ。なお、本件による通期業績予想への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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