【株式市場】英国のEU離脱が再び混迷し日経平均は303円安となり前場の安値引け

株式

◆日経平均は2万1199円78銭(303円91銭安)、TOPIXは1586.44ポイント(19.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9980万株

チャート14

 3月13日(水)前場の東京株式市場は、明け方にかけて英国議会がEU離脱協定案を否決と伝えられ、再び混迷感が漂う形になり、日経平均は77円安で始まった。また、日米の2国間貿易交渉も控え、トヨタ自動車<7203>(東1)が朝方を除いてジリ安基調になるなど主力株が次第に重くなった。日経平均は10時半頃の上海株式市場の開始とともに一段安となり、前引けにかけて303円91銭安(2万1199円78銭)まで下げ、前引けもこの安値で終った。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 自社株買いと消却を発表した信越化学工業<4063>(東1)は高いまま値を保ったが、米社買収の富士フイルムHD<4901>(東1)は朝方と中盤に上値を追ったが伸びきれず「Mの字」型になり軟調。サンコーテクノ<3435>(東2)はアルコール検知器を手掛けることなどが材料との見方で急伸。Delta-FlyPharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は米国で第3相臨床試験の新薬候補への期待や大株主の異動による思惑買いが言われて続伸。APAMAN<8889>(JQS)はレオパレス21の件で要改修アパートの住人に対する転居要請が材料とされて戻り高値。

13日上場のサーバーワークス<4434>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格4780円を70%上回る8140円の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は5億9980万株、売買代金は1兆219億円。1部上場2134銘柄のうち、値上がり銘柄数は330銘柄、値下がり銘柄数は1742銘柄となった。(HC)

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