LIFULLは積極的な成長投資など注目されて7日続伸基調

■全体相場が不安定なため投資の基本に立ち返り好業績株を選別

LIFULL(ライフル)<2120>(東1)は8月15日、7日続伸基調の始まりとなり、取引開始後に625円(17円高)まで上げて戻り高値に進んだ。不動産情報サイト「ホームズ」の運営などを行い、第3四半期(2018年10月~19年6月累計)の連結売上収益(売上高に相当)は事業領域の拡大などにより前年同期比13%増加。このところ全体相場が不安定なため、投資の基本に立ち返って好業績の銘柄を選別する動きがあり、同社株への注目も強いようだ。

 第3四半期までの累計業績は、利益面では各利益とも減益だったが、成長投資などによる一時的な影響と受け止められている。事業成長に向けた様々な先行投資を実施しており、この期は、LIFULL HOME’Sのメディア力強化、地方創生事業への先行投資、海外事業でのMitula社の子会社化、などを行った。3月通期の連結業績見通しは、売上収益が前期比22.4%増の423.06億円、営業利益は同4.3%増の45.01億円、純利益は同3.6%増の29.62億円、1株利益は22円07銭。(HC)

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