インフォマートの出直り目立つ、第1四半期38%増益など業績好調で全体相場の反騰を受け注目再燃

■「BtoBプラットフォーム」好調、7月31日に第2四半期決算を発表予定

 インフォマート<2492>(東証プライム)は7月29日、出直りを強める相場となり、13時過ぎには4%高の309円(13円高)をつけ、終値比較で3日ぶりに300円台を回復している。このところは全体相場の調整が長引き、日経平均が8日続落して計3600円超の下げとなるなどで個別銘柄にも買いづらい雰囲気があったが、インフォマートは4月に発表した第1四半期決算(2024年1~3月・連結)の営業利益が前年同期比38%増加するなどで業績好調。7月31日に第2四半期決算を発表する予定で、全体相場の大幅反発を受けて再び注目の強まる相場になっている。

 受発注・請求書システムの大手で、「BtoBプラットフォーム請求書」利用企業数は第1四半期末で104万社(+21.6%YoY)を突破するなど、引き続き堅調に推移している。7月初には、導入事例として「大林ファシリティーズ、毎月約6000枚届く請求書をデジタル化し、業務時間を半減(「BtoBプラットフォーム請求書」で煩雑な承認フローも解消、ハンコの押印はゼロに)」と開示し、その威力が注目された。7月31日の第2四半期決算発表を受けて株価の反応も強まる期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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