ポートが高い、10月から従業員持株会による買いを開始

■東京女子医大とIoTオンライン診療に関する共同研究など材料豊富

ポート<7047>(東マ)は9月13日の前場、979円(31円高)まで上げて堅調に推移した。12日の取引終了後、従業員持株会の設立を発表し、注目されていた。持株会は任意加入方式で、一人1口1000円とし、毎月20口を上限に購入する。退会は任意および退職時。

 同社は、「キャリアパーク」「就活の未来」「マネット」「オンラインクリニック」などのWebサイトを運営し、キャリア(雇用)、ファイナンス(金融)、メディカル(医療)の3つの社会課題領域において、テクノロジー×リアルサービスを展開する。従業員数は149名(2018年9月現在)。

 トップメッセージによると、現在、東京女子医科大学とスマートフォン、IoTを活用して非対面の診療を実施するオンライン診療における共同研究を実施している。また、地方創生分野にも取り組んでおり、人口約5万人の宮崎県日南市に初のIT企業として再生を目指す商店街にサテライトオフィスを開設し、現在では約25名の仲間が働いているという。

 発表では、株主の皆様と株主価値をより一層共有し、さらなる企業価値の向上を図ることを目的とし、「ポート従業員持株会」が2019年10月から継続的に同社株式を購入する。また安定的な株式購入需要を確保することで、出来高増加に寄与し、株式市場での流動性向上も期待している、とした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る