【株式市場】日経平均は後場254円安まで下押す場面があり結局反落

株式

◆日経平均は1万9260円ちょうど(167円44銭安)、TOPIXは1421.29ポイント(4.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場増加して13億2710万株

 4月24日(金)後場の東京株式市場は、ゴールデンウイークに向けて休業要請などが徹底される雰囲気があるとされ、日経平均は131円安で始まった後も上値が重く、14時過ぎには前場の安値を割り254円06銭安(1万9175円38銭)まで下押した。大引けにかけては持ち直したが、土・日の間に北朝鮮で何かあるかもといった手控え感が漂い、日経平均は前日比で反落した。東証マザーズ指数なども安い。

 後場は、オムロン<6645>(東1)がジリ高基調を強め、今度は血中酸素などを測るパルスオキシメーターの需要増が言われて活況高。フォーカスS<4662>(東1)はストップ高のFRONTEO<2158>(東マ)の株主とあって再び上昇基調。有機合成薬品<4531>(東1)は人工心肺を使用する際に必須の薬品の原薬を増産との発表で14時頃から急伸しストップ高。ピアズ<7066>(東マ)は飲食店向けに携帯電話でオーダーから決済までできるセルフオーダーシステムが注目され大引けまで買い気配のままストップ高。エイアンドティー<6722>(JQS)は四半期決算が好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は後場増加して13億2710万株(前引け4億8214万株)、売買代金は後場増勢となり2兆73億円(同7994億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は887(前引けは573)銘柄、値下がり銘柄数は1201(同1504)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がりは、石油・石炭、保険、医薬品、精密機器、鉱業、食料品だった。(HC)

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