【株式市場】中国外相の来日も株高期待を強め日経平均は後場寄り後に734円高まで上げ大幅反発

株式

◆日経平均は2万6165円59銭(638円22銭高)、TOPIXは1762.40ポイント(35.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億9869万株

 11月19日(火)後場の東京株式市場は、中国の王毅外相が来日し20日には首相とも会談と伝えられ、中国のEV環境車化政策への協力などに期待が強まり、電池関連株などが一段高となり、古河電池<6937>(東1)は一時ストップ高。信越化学<4063>(東1)などの半導体株も一段高の場面があり、日経平均は取引開始後に734円41銭高(2万6261円78銭)まで上げ、大引けも上げ幅600円台を保ち1991年5月以来の水準に達した。

 後場は、EV給電システムなどのモリテックスチール<5986>(東1)、高性能電池用ヒューズなどの松尾電機<6969>(東2)が一段高となり一時ストップ高。
日本金属<5491>(東1)は欧州のコバルト金属規制に対応する注射針用金属が引き続き材料視されて2日連続ストップ高。タカギセイコー<4242>(JQS)は「針無し注射器」が材料視され一時ストップ高。サンバイオ<4592>(東マ)は四季報オンラインのトップ談話記事などを受けて脳の慢性期外傷性損傷治療薬が早期承認制度をパスできるか期待と思惑が強まり急動意。

 東証1部の出来高概算は13億9869万株(前引けは6億9948万株)、売買代金は2兆9478億円(同1兆4491億円)。1部上場2178銘柄のうち、値上がり銘柄数は1639(前引けは1884)銘柄、値下がり銘柄数は466(同240)銘柄。

 また、東証33業種別指数は水産/農林を除く32業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位は、証券/商品先物、精密機器、鉄鋼、金属製品、不動産、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る