【株式市場】日経平均は後場上げて小反発しTOPIXは安いが「緊急事態宣言」解除のメドに期待つなぐ

株式

◆日経平均は1万9674円77銭(55円42銭高)、TOPIXは1426.73ポイント(4.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億5134万株

 5月7日(木)後場の東京株式市場は、緊急事態宣言は今月14日にも専門家の判断しだいで解除可能になるとの官房長官会見や、「アビガン」の薬事承認を今月中にめざすとの発言が経済活動再開への期待を持たせる形になり、日経平均は12円高で始まった後13時30分にかけて101円52銭高(1万9720円87銭)まで上げた。任天堂<7974>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)がジリ高を継続。大引けは日経平均が小高くなり反発し、TOPIXは小幅安で続落となった。

 後場は、インテリジェントウェイブ<4847>(東1)がサイバーセキュリティ需要の拡大などを受けて一段と強含み、タカラバイオ<4974>(東1)も一段ジリ高。電算システム<3630>(東1)広栄化学<4397>(東2)アスカネット<2438>(東マ)は、各々四半期決算、「レムデシビル」原薬生産、感染防止のタッチレスパネルが材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高。KeyHolder<4712>(JQS)は制作するTV番組が好調との見方ありジリ高。

 東証1部の出来高概算は13億5134万株(前引けは6億1905万株)、売買代金は2兆2877億円(同1兆685億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1118(同1140)銘柄、値下がり銘柄数は989(同947)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けも12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、金属製品、電気機器、建設、医薬品、鉱業、化学、精密機器、パルプ・紙、機械、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る