【株式市場】路線価も買い材料にならず日経平均は4月17日以来の2万2000円割れ

株式

◆日経平均の終値は2万2270円76銭(33円75銭安)、TOPIXは1725.86ポイント(5.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で5億5043万株

チャート12 2日(月)後場の東京株式市場は、米国の夜間取引で株価指数先物がメキシコの大統領選で左派候補の当選濃厚とされて下げているとされ、日経平均も取引開始から先物主導で下値を追った。富士通<6702>(東1)は製油大手と情報システム部門の共同運営などが材料視されて堅調。ただ、「路線価」など買い材料にならず、日経平均は時間とともに下げ幅を広げ、大引け間際には520円03銭安(2万1784円48銭)まで下押した。大引けでの2万2000円割れは今年4月17日以来。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、引き続き日本海洋掘削<1606>(東・整理銘柄)日本郵船<9101>(東1)による支援有力との観測報道を受けて急反騰しストップ高。Olympicグループ<8289>(東1)はシリコンの弾力を応用した電源不要の自転車アシストギア「FREE POWER(フリーパワー)」への注目再燃とされて再び動意を強め、上場4日目のプロパティデータバンク<4389>(東マ)、同じくIPS<4390>(東マ)も一段高。

 東証1部の出来高概算は少な目で13億7285万株(前引けは5億5043万株)。売買代金は2兆2992億円(同8876億円)。1部上場2095銘柄のうち、値上がり銘柄数は131(同701)銘柄、値下がり銘柄数は1935(同1316)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がり(前引けは14業種が値上がり)し、値下がり率の小さい業種は、保険、精密機器、機械、鉱業、金属製品、電気機器、その他金融、銀行、などとなった。(HC)

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