アールテック・ウエノの今期業績予想は、売上、営業・経常利益ともに過去最高を更新する見込み

■AMITIZA(R)カプセルの国内の今期売上は、前期より大幅な増収を見込む

 14日に発表されたアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の今期業績予想は、売上、営業・経常利益ともに過去最高を上回る見込み。

 今期16年3月期業績予想は、売上高74億83百万円(前期比12.0%増)、営業利益23億円(同32.9%増)、経常利益23億03百万円(同22.2%増)、純利益16億12百万円(同17.0%増)と2ケタ増収増益を見込む。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新する。最終利益については、08年3月の20億70百万円に次ぐ利益を見込んでいる。

 配当に関しては、35円と5円増配を予想している。

 今期の見通しとしては、レスキュラ(R)点眼液については、今期は、納品数量の減少により、前期と比べ減収となる見込み。
 AMITIZA(R)カプセルについては、北米市場では、慢性特発性便秘症治療薬、過敏性腸症候群治療薬やオピオイド誘発性腸機能障害治療薬として販売は堅調推移し、前期と同程度となる見込み。日本市場については、今期は、前期より大幅に増収となる見込み。

 医薬品開発支援及び受託製造サービスは、国内外の医薬品企業、健康食品企業等に対し、脂溶性・難溶性の薬剤の製剤化や治験薬等の製造を受託しており、同事業の拡大によってビジネス展開の基盤を拡げることも可能になると考えている。今期においても引き続き積極的に新規顧客の獲得に努める。

 ロイヤリティー収入については、重症ドライアイ治療薬(開発コード:RU-101)及び男性型脱毛症治療薬(開発コード:RK-023)は前期第2相臨床試験、睫毛貧毛症(開発コード:RK-023)は第1相臨床試験を終えており、国内外の有望な製薬企業へのライセンスの譲渡を視野に交渉を進めている。

 研究開発費は、RTU-1096の臨床試験や新規化合物の非臨床試験等を予定しているため、18億31百万円(前期比0.1%増)を見込んでいる。

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