サンコーテクノの今期業績予想は売上高、営業・経常利益は共に過去最高、株価の反発が期待できる

■同業他社との株価指数を比較すると出遅れ歴然

 あと施工アンカーのサンコーテクノ<3435>(JQS)の14日の株価は、ザラ場で年初来安値の1221円をつけたが、同日発表された今期16年3月期連結業績予想は売上高、営業・経常利益は過去最高であることから、株価の反発が期待できる。

 今期連結業績予想は、売上高188億円(前期比5.4%増)、営業利益16億20百万円(同7.2%増)、経常利益16億円(同6.0%増)と過去最高を見込むが、純利益については、最高益であった前期を3.5%下回る10億75百万円を見込む。

 配当については、今期も好業績が予想されることから、18円を予想している。3円の増配となる。

 好業績であるにもかかわらず、同社の株価は年初来の最安値の状況であることから、同業他社との株価指標を比較してみる。

 アンカーボルト2位のケー・エフ・シー<3420>(東2)の株価指標は、予想PER25.86倍、PBR(実績)1.81倍、配当利回り0.71%である。
 
 用途は異なるが、同じ建築用の金属製品を製造するエスイー<3423>(JQS)は、予想PER17.19倍、PBR(実績)1.50倍、配当利回り2.84%である。

 しかし、同社の場合は、予想PER9.4倍、PBR(実績)1.08倍、配当利回り1.4%である。出遅れ歴然であることから株価の反発が予想される。

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