【株式市場】円高などで日経平均は取引開始後333円安まで下押したが徐々に持ち直す

株式

◆日経平均は2万2472円91銭(652円04銭安)、TOPIXは1588.92ポイント(35.79ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億7956万株

 6月11日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けとほぼ同水準の331円安で始まったが、米国の夜間取引でダウ平均の先物が下げ幅を拡大したとされ、先物主導で13時過ぎに560円安の2万2560円まで一段安となった。日経平均の先物6月物は今日が売買最終日で明日がSQ算出。需給が最も不安定な日とされる。日経平均は大引けにかけて一段安となり大幅に反落した。

 後場は、スマートバリュー<9417>(東1)が中盤から再び上下幅を広げ、マイナンバーなどの自治体オンラインシステムが注目されて出直りを強め、古河電池<6937>(東1)は次世代バイポーラ型蓄電池への期待が衰えず大引けまで買い気配のまま3日連続ストップ高。ツインバード工業<6897>(東2)はワクチンなど輸送用の専用保冷庫の需要が急増とされ2日連続ストップ高。ナノキャリア<4571>(東マ)は遺伝子治療製品に対する臨床試験結果や新型コロナワクチン開発着手などの相次ぐ発表が注目されて5日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億7956万株(前引けは17億1331万株)、売買代金は2兆8403億円(同1兆1722億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は203(同426銘柄、値下がり銘柄数は1939(同1674)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、その他製品1業種のみ(前引けは、情報・通信、その他製品の2業種)となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る