【株式市場】景気敏感株など強く日経平均は高下しながらも前引けは堅調

株式

◆日経平均は2万3292円80銭(183円94銭高)、TOPIXは1629.66ポイント(13.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は持ち直し6億8713万株

 8月28日(金)前場の東京株式市場は、米FRB議長の講演を受けて米金利が上昇し、国内金利も上昇したことなどを受け、第一生命HD<8750>(東1)三井住友FG<8316>(東1)などの値上がりが先行した。日経平均取引開始後に99円93円高(2万3308円79銭)まで上げ、ソニー<6758>(東1)などが安いため一時21円13銭安(2万3187円73銭)まで振れたが、前引けは再び堅調になった。新興市場の2指数は安い。

シャープ<6753>(東1)が朝ジャパンディスプレイ<6740>(東1)の白山工場(石川県)を取得と発表し活況高。セーレン<3569>(東1)は隣県でエレクトロニクス事業を展開するため連想波及とされ急動意。トミタ電機<6898>(JQS)も連想階とされストップ高。大和自動車交通<9082>(東2)はタクシー配車アプリの地下鉄との連携が注目され再出直り。新日本製薬<4931>(東マ)は第3四半期決算発表の説明動画を公開した8月18日頃から上値指向を強め、徐々に需給が締まったのだろうとされてフッ切れたように急伸一段高。

 東証1部の出来高概算は持ち直し6億8713万株、売買代金は1兆1707億円。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は1282銘柄、値下がり銘柄数は784銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、保険、不動産、空運、銀行、陸運、海運、その他金融、繊維製品、鉄鋼、などが高い。(HC)

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