ビープラッツは急動意、サブスクリプションのためのプラットフォーム提供

株式市場 銘柄

 ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスプリクションのための統合プラットフォームを開発・提供している。21年3月期大幅増収・黒字化予想である。収益拡大を期待したい。株価は新製品販売開始などを材料視して急動意の展開となった。目先的には乱高下しそうだが、利益確定売りをこなしながら上値を試す可能性もありそうだ。

■サブスプリクションのための統合プラットフォームを開発・提供

 ビジネスプラットフォームを提供する企業として、サブスプリクション(継続従量課金)のための統合プラットフォーム「Bplats」を開発し、クラウドサービスで提供している。

 9月1日には新製品「サブかん」の販売開始、9月2日には「Bplats」の経済産業省IT導入補助金2020のITツール認定、9月3日には「Bplats」のトヨタカローラ鹿児島での採用を発表した。

■21年3月期大幅増収・黒字化予想

 21年3月期連結業績予想は、売上高が20年3月期比46.5%増の7億87百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年3月期は1億74百万円の赤字)、経常利益が20百万円の黒字(同1億74百万円の赤字)、純利益が6百万円の黒字(同1億84百万円の赤字)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比39.6%増の1億73百万円、営業利益が8百万円の赤字(前年同期は35百万円の赤字)だった。スポット売上、ストック売上とも大幅伸長した。

 通期は新規契約社数の増加やオプション機能追加による安定的・継続的利用を見込み、大幅増収で黒字化予想としている。第1四半期売上高の進捗率は22.0%と概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は新製品販売開始などを材料視して急動意の展開となった。目先的には乱高下しそうだが、利益確定売りをこなしながら上値を試す可能性もありそうだ。9月7日の終値は3300円、時価総額は約77億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る