マーチャント・バンカーズは21年3月期2Q累計赤字、通期大幅増益予想は据え置き

(決算速報)
 マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は11月13日の取引時間終了後に21年3月期第2四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響などで赤字だったが、第2四半期は小幅ながら営業黒字だった。下期は不動産販売売上やANGOO FinTech関連のステーブルコインの売上計上を見込み、通期大幅増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げる形だ。目先的には赤字を嫌気する動きが優勢となる可能性もあるが、下値限定的だろう。

■21年3月期2Q累計は新型コロナ影響で赤字、通期大幅増益予想据え置き

 21年3月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比25.7%減の6億66百万円、営業利益が35百万円の赤字(前年同期は35百万円の黒字)、経常利益が81百万円の赤字(同20百万円の赤字)、純利益が2億17百万円の赤字(同21百万円の黒字)だった。

 計画未達で大幅減収・赤字だった。ANGOO FinTech関連で審査・プロモーション手数料として受領したステーブルコインの大部分を売上計上せず、下期に売上計上する見込みとなった。またオペレーション事業のホテル・ボウリング場運営が新型コロナウイルスの影響を受けた。主力のマーチャント・バンキング事業は安定的な賃貸収入で増収増益と順調だった。なお赤字のホテル運営から撤退(20年11月末)するため特別損失を計上した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年3月期比2.1%増の25億円、営業利益が2.8倍の6億円、経常利益が4.6倍の5億円、純利益が3.6倍の3億円としている。

 四半期別の営業利益は第1四半期が39百万円の赤字、第2四半期が4百万円の黒字となり、第2四半期は小幅ながら営業黒字だった。そして下期は不動産販売売上やステーブルコインの売上計上を見込み、通期大幅増益予想としている。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は上値を切り下げる形だ。目先的には赤字を嫌気する動きが優勢となる可能性もあるが、下値限定的だろう。11月13日の終値は298円、時価総額は約83億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  2. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  3. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  4. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  5. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  6. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る