第一生命HDが3年ぶり高値、米・日の長期金利上昇や新商品など好感

米イエレン財務長官『ゴー・ビッグ(大胆に)』と伝えられる

第一生命ホールディングス(第一生命HD)<8750>(東1)は2月17日、4%高の1963.5円(74.0円高)まで上げた後も堅調に推移し、2018年以来の高値を2日ぶりに更新した。

 第3四半期までの累計業績(2月12日発表)が連結経常利益15%増加、純利益29%増加などと好調だった上、米国金利が最近上昇傾向を続け国内金利も強含みのため、貸付利ザヤや資産運用環境の好転などに期待が強まったと見られている。16日付で団体保険の新商品も発表している。

 米金利上昇の背景には、米イエレン財務長官が新型コロナ対応の追加景気対策について「前週末のG7で『ゴー・ビッグ(大胆に)』と述べ、(中略)大胆に行うべきだと主張した」(日本経済新聞2月17日付朝刊より)ことなどがあるようだ。日本の長期金利も強含み、17日朝の債券市場では、新発20年国債の利回りが2年ぶりの高水準になる0.485%(0.015%高)をつけたと伝えられた。みずほFG<8411>(東1)も高値更新など銀行株も総じて高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る