【株式市場】日経平均は反落だがTOPIXなどは堅調で材料株が強い

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万387円79銭(19円29銭安)、TOPIXは1651.92ポイント(0.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億416万株

チャート5 15日後場の東京株式市場は、米国で週前半に開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)などを見極めたい様子があったが、ソニー<6758>(東1)が堅調なまま大引けにかけて本日の高値に進むなど主力株の一角が堅調で、日経平均は小幅反落だが朝方の201円98銭安(2万205円10銭)からは大きく回復した。債券利回りの上昇を受けて保険、銀行株などが堅調で、不動産株も東京都内に再開発特区と伝えられて堅調となり、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 日経平均の反落を受けて内需株や材料株の物色が活発化し、韓国で感染がおさまらないMARS(中東呼吸器症候群)を思惑材料にアゼアス<3161>(東2)がストップ高など関連株が急伸し、また、本日が年金の支給日とあって年金機構の情報流出の影響を懸念する動きもあり、ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)がストップ高となるなどセキュリティ関連株も高い。カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は引き続き米ジョンソン&ジョンソンのグループ企業とのライセンス契約などが好感されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億416万株(前引けは8億6575万株)、売買代金は2兆100億円(同9758億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は815(同716)銘柄、値下がり銘柄数は923(同1021)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は11業種(同8業種)となり、値上がり率上位の業種は、保険、不動産、その他金融、繊維製品、小売り、情報・通信、医薬品、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る