【株式市場】神奈川など3県が緊急事態宣言の方向となり日経平均は後場一時503円安まで下押し4日ぶりに反落

株式市場 取引所

◆日経平均は2万7581円66銭(388円56銭安)、TOPIXは1919.65ポイント(18.39ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億3788万株

 7月28日(水)後場の東京株式市場は、神奈川、埼玉、千葉の3県が緊急事態宣言の要請で調整と伝えられ、JR東京駅に基幹店を構えるJ.フロントリテ<3086>(東1)が再びジリ安傾向となり、前引けにかけて戻したトヨタ自<7203>(東1)も再びダレ模様になった。日経平均も再びジリ安傾向となり、上海株の下げも加わり先物が重く、14時過ぎには503円23銭安(2万7466円99銭)まで下押す場面があった。大引けは持ち直したが4日ぶりの反落となった。

 後場は、三菱自<7211>(東1)が本日の高値圏で推移し、昨日発表した業績予想の増額などを好感。川本産業<3604>(東2)は米国でワクチン接種後もマスク着用を指導と伝えられたことなどが材料視され一段高。LeTech<3497>(東マ)は7月決算への期待再燃とされ尻上がり。エヌアイシ・オートテック<5742>(JQS)は飛沫防止対策パーテーションやクリーンブースなどに注目とされ大引けにかけて強調。

 28日新規上場となったブレインズテクノロジー<4075>(東マ)は前場、買い気配のまま値がつかず、後場14時9分に公開価格1780円の2.3倍の4165円で初値をつけ、その後4565円まで上げて終値は3540円。

 東証1部の出来高概算は10億3788万株(前引けは5億1246万株)、売買代金は2兆2055億円(同1兆6477億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は422(前引けは458)銘柄、値下がり銘柄数は1679(前引けは1605)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは8業種)が上げ、値上がり率上位は、鉄鋼、石油石炭、パルプ紙、電力ガス、繊維製品、精密機器、水産農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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