24日上場のレナサイエンスは公開価格の46%高で初値つけ、その後一段高

株式市場 IPO 鐘

■「肺」にかかわる新型コロナ治療薬の臨床試験を実施中

 9月24日新規上場となったレナサイエンス<4889>(東マ)は買い気配で始まり、取引開始から1時間半に迫る午前10時25分に976円(公開価格670円の46%高)で初値をつけた。その後1015円(同51%高)まで上げて売買されている。

 創薬ベンチャー企業で、「東北大学大学院医学系研究科・宮田教授等の研究成果を用いて、老化に伴う疾病及びメンタル疾患等の医薬品の開発と実用化を目指している」(東北大学ベンチャーパートナーズのHPより)。

 上場時のIR開示資料には、「COVID-19(新型コロナウイルス)に伴うARDS治療薬」として、肺微⼩⾎栓、線維化、肺気腫改善作⽤及び肺(上⽪)保護作⽤を基に、2020年から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う肺傷害、呼吸不全での前期第Ⅱ相医師主導治験を実施し、2021年6⽉に治験総括報告書が完成し、現在、プラセボ対照後期第2相試験(医師主導治験)を実施中、とある。

 2022年3⽉期の通期業績⾒通しは、事業収益122,409千円(前事業年度は209,802千円)、経常損失は399,848千円(前事業年度は90,728千円の損失)、当期純損失は400,138千円(前事業年度は100,054千円の損失)と予想している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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