【株式市場】日経平均は559円高、モデルナ社声明など受けコロナ克服の期待強まる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8496円83銭(559円02銭高)、TOPIXは1974.19ポイント(32.86ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億143万株

 12月21日(火)前場の東京株式市場は、業種別指数が全33業種とも値上がりし全面高の反発商状となった。米国で日経平均先物や日系半導体関連株などが高かったことや、新型オミクロン株に対するモデルナ社の声明や塩野義製薬<4507>(東1)の成果発表などを受け、ソニー<6758>(東1)や東京エレク<8035>(東1)が急反発し、鉄鋼、自動車、機械、海運株なども反発。日経平均は372円高で始まり、り前引けにかけて580円89銭高(2万8518円70銭)まで上げた。マザーズ指数は一時軟化したが前引けは高く反発基調。

 クラウディアHD<3607>(東1)がコロナ克服期待などから急伸し、ユニバンス<7254>(東2)はEV(電気自動車)時代の自部品メーカーとされて大きく反発。ラクオリア製薬<4579>(JQG)は久光製薬<4530>(東1)とのライセンス契約など好感され朝から前引けまで買い気配のままストップ高。

 4銘柄が新規上場となり、ライフドリンクカンパニー<2585>(東2)、湖北工業<6524>(東2)、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド<9257>(東マ・外国株)は初値がついたが、ラバブルマーケティンググループ<9254>(東マ)は前場、買い気配のまま値がつかなかった。

 東証1部の出来高概算は5億143万株、売買代金は1兆1485億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1886銘柄、値下がり銘柄数は226銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、その他製品、不動産、証券商品先物、金属製品、ゴム製品、などの値上がり率が大きい。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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