【株式市場】日経平均は後場一進一退の横ばいだが堅調に推移し5日ぶりに反発

東京証券取引所

◆日経平均は2万8783円28銭(76円24銭高)、TOPIXは1956.31ポイント(17.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億455万株

 7月2日(金)後場の東京株式市場は、前場上げたソニーG<6758>(東1)が高値圏で推移し、NY株高を受け鉄鋼株、自動車株も堅調に推移。清水建設<1803>(東1)はトンネル掘削のAI化などが注目され高い。一方、半導体株は総じて軟調。日経平均は半導体株の影響が大きいこともあり、取引開始から大引けまで概して60円高前後(2万8770円前後)の水準で小動きを続け、5日ぶりに反発。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も反発した。

 後場は、フィデアHD<8713>(東1)が活況の中一段と強含み、東北銀行<8349>(東1)との統合協議が好感され、三陽商会<8011>(東1)は第1四半期決算好調やチャート妙味などが言われて一段ジリ高。上場7日目のベイシス<4068>(東マ)は割安感などが言われて一段と上げ高値を更新。上場6日目の日本電解<5759>(東マ)は連日高値。カルナバイオS<4572>(JQS)は米社と共同の特許が材料視され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億455万株(前引けは4億4686万株)、売買代金は2兆734億円(同1兆316億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1773(前引けは1806)銘柄、値下がり銘柄数は346(前引けは305)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは31業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、鉱業、パルプ紙、輸送用機器、建設、水産農林、保険、卸売り、倉庫運輸、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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