【株式市場】日経平均は276円安となり反落、割安株や高利回り株は高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8489円13銭(276円53銭安)、TOPIXは2005.58ポイント(13.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億6357万株

 1月13日(木)後場の東京株式市場は、第一生命HD<8750>(東1)や三菱UFJ・FG<8316>(東1)が一段ジリ高となり、配当利回り3~4%狙いの見方。住友商事<8053>(東1)も一段ジリ高。前場上げた鉄鋼株は高値もみ合いに転じたが日本製鉄<5401>(東1)など10日続伸。一方、日経平均は後場寄りから14時過ぎまで230円安前後で小動きを続け、終盤に一時320円07銭安(2万8444円96銭)まで下押して大引けは反落となった。

 後場は、トヨタ自<7203>(東1)が一段とジリ高になりEV戦略や北米、中国での販売回復など材料視され、まずは株式分割前の1万円に相当する2500円めざすとの見方が。愛知鋼<5482>(東1)や大平金<5541>(東1)、高砂鐵<5458>(東2)なども一段と上げ、鉄鋼株へのバリュー(割安)株買いの潮流が波及の見方。シャルレ<9885>(東2)は業績上振れ期待に加えPBRも低いとされ一段高。ロードスターCP<3482>(東マ)は自社株買いで前場活況高のまま値を保ち2018年来の高値。アジアゲートHD<1783>(JQS)は今9月期の大幅増益予想などに期待再燃とされ出直りを一段拡大。

 東証1部の出来高概算は11億6357万株(前引けは5億7980万株)、売買代金は2兆7680億円(同1兆3783億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は502(前引けは527)銘柄、値下がり銘柄数は1605(同1553)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けも12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、非鉄金属、パルプ紙、保険、卸売り、鉱業、銀行、輸送用機器、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る