【株式市場】日経平均は82円高、TOPIXは小安いが今期減益でも高い銘柄目立つ

◆日経平均は2万6249円83銭(82円73銭高)、TOPIXは1857.35ポイント(5.03ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億5575万株

 5月11日(水)前場の東京株式市場は、米NASDAQ指数の4日ぶり反発などを受けて値がさの半導体関連株や電子部品株の一角が大きく出直り、3月決算と今期予想などが吟味されて日本製鉄<5401>(東証プライム)やダイキン工業<6367>(東証プライム)などが活況高。住友鉱<5713>(東証プライム)は急落したが海運株は反発基調。日経平均は取引開始直後の163円84銭安(2万6003円26銭)を下値に持ち直し、中盤に軟化したが前引けにかけては堅調で反発基調となった。TOPIXは小安い。

 任天堂<7974>(東証プライム)が売買交錯の末小高い前引けとなり、株式10分割など好感され、今期減益予想のソニーG<6758>(東証プライム)もしっかり。サコス<9641>(東証スタンダード)は親会社によるTOB(公開買付)で一時ストップ高。さいか屋<8254>(東証スタンダード)はサコス急伸を受けた連想買いや定款変更によるカラオケ、ホテル、サウナの経営追記などへの期待が言われ急伸。マーキュリーリアルテックイノベーター<5025>(東証グロース)は月例マンション動向など買い材料視され2日連続急伸。ヘリオス<4593>(東証グロース)は国立がんセンターとの共同研究など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5575万株、売買代金は1兆5675億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は636銘柄、値下がり銘柄数は1129銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、海運、鉄鋼、精密機器、その他製品、空運、電気機器、機械、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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