【株式市場】日経平均は853円高、5日ぶりに反発し1週間ぶりに2万7000円台を回復

◆日経平均は2万7090円76銭(853円34銭高)、TOPIXは1898.19ポイント(43.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億1931万株

 10月14日(金)後場の東京株式市場は、円相場が少しづつ下値を試す動きとされ、トヨタ<7203>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)が取引開始後に一段と上げ、三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社株も一段高で始まった。日本製鉄<5401>(東証プライム)は13時頃にかけて一段ジリ高。旅行・リオープン効果への期待で三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も一段と強含んだ。日経平均は後場寄り後に前場の高値を上回り942円74銭高(2万7180円16銭)まで上げたが、半導体株が前場の高値を抜けないなどで伸びきれず、大引けまで一進一退。しかし大幅高で5日ぶりに反発し、10月7日以来の2万7000円台を回復した。

 後場は、JPホールディングス<2749>(東証プライム)が一段と強含んで3日ぶりに高値を更新し、好業績・割安感、自社株買いなど好感され、グッドコムアセット<3475>(東証プライム)は11月1日を基準日とする株式2分割が好感され一段高。フライトHD<3753>(東証スタンダード)はマイナンバーカードの政府認定「プラットフォーム事業者」とあって健康保険証等との一体化方針を好感。ギフティ<4449>(東証プライム)はスペシャリティコーヒー企業との提携など好感され一段高。ステムリム<4599>(東証グロース)は個人投資家の五味大輔氏による買い増し判明とされ一段高。Kudan<4425>(東証グロース)は米インテルとのサービス連携が好感され終日買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億1931万株(前引けは6億6585万株)、売買代金は3兆2061億円(同1兆6595億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1751(前引けは1792)銘柄、値下がり銘柄数は61(同37)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、医薬品、その他金融、卸売り、電気機器、証券商品先物、保険、サービス、その他製品、水産農林、非鉄金属、小売り、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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