【株式市場】日経平均は一時206円安から持ち直し46円安、重工株は連日高値

◆日経平均は2万7411円58銭(46円31銭安)、TOPIXは1928.12ポイント(10.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億7242万株

 6月2日(木)前場の東京株式市場は、NY株安などを受けて値がさ半導体株などが重い一方、電子部品株は出荷統計堅調などでしっかり。三菱重工業<7011>(東証プライム)などの重工株は引き続き防衛装備品の輸出緩和などが好感され連日高値。中盤からは島根県知事が原発再稼働を容認と伝えられて電力株がスルスル上伸。百貨店株も月次動向の急回復や外国人観光客の入国緩和など受け高い。日経平均は117円安で始まったが、午前9時30分頃の206円65銭安(2万7251円24銭)を下値に持ち直し、前引けは小幅安にとどまった。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)、東邦チタニウム<5727>(東証プライム)が活況一段高となり、証券会社による目標株価の引き上げなど好感。セントラル硝子<4044>(東証プライム)も目標株価などに加え発行株数の12%規模の自社株買いなど好感する相場に弾みがついてきたとされ一段高。タカトリ<6338>(東証スタンダード)は大口受注など好感され2日続けて大幅高。日水製薬<4550>(東証プライム)、イナリサーチ<2176>(東証スタンダード)はTOB(株式公開買付)で急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7242万株、売買代金は1兆3663億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は516銘柄、値下がり銘柄数は1262銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、電力ガス、ゴム製品、鉄鋼、機械、保険、その他金融、ガラス土石、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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