【株式市場】前場の日経平均は62円安、一時196円安から回復、TOPIXは堅調

◆日経平均は3万2544円04銭(62円80銭安)、TOPIXは2361.45ポイント(2.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億6726万株

 9月11日(月)前場の東京株式市場は、NY株の前週末2日続伸などを受けてソニーG<6758>(東証プライム)などが堅調に始まったものの、前週半ばまで高値を更新してきた鉄鋼、重工株などは伸びきれず、国内長期金利の7%乗せを受けて半導体関連株や自動車株も総じて重かった。一方、金利上昇を受けて第一生命HD<8750>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)、東京きらぼしFG<7173>(東証プライム)などの保険・銀行株は一斉高となり、紙パ株、商社株の一角もしっかり。日経平均は取引開始後に139円30銭高(3万2746円14銭)まで上げ、ほどなく軟調に転じて午前10時半頃には196円53銭安(3万2410円31銭)まで下押したが、前引けは60円安にとどまった。TOPIXは小高い。

 フリービット<3843>(東証プライム)が第1四半期の大幅増益など好感されて急伸しストップ高。アルトナー<2163>(東証プライム)は第2四半期の大幅増益が好感され急伸。セルシード<7776>(東証グロース)は新株予約権の圧迫後退に加え自動細胞培養装置の商業化開発での協働など好感され急伸。日本スキー場開発<6040>(東証グロース)は7月決算の大幅増益と今期予想など好感され出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は6億6726万株、売買代金は1兆5968億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は835銘柄、値下がり銘柄数は936銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、銀行、保険、電力ガス、鉱業、証券商品先物、石油石炭、空運、金属製品、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る