東京電力HDが高値を更新、電力不足、「サハリン2」問題など受け原発再稼働への期待強まる

電力株 送電線

■値幅妙味も増す印象で2019年以来の高値に進む

 東京電力ホールディングス(東京電力HD)<9501>(東証プライム)は7月4日、再び一段高となり、午前9時40分にかけて9%高の630円(51円高)まで上げ、2019年以来の高値に進んでいる。前週の電力不足に加え、日本の天然ガス輸入の1割を占めるとされるロシアの「サハリン2」から日本企業が締め出される可能性が強まったこと、などを受け、原発の再稼働による発電量確保などへの期待が一段と強まっている。また、6月末、国際エネルギー機関(IEA)が原子力なしで2050年までの温暖化ガス排出ゼロ達成は困難との見通しを発表したと伝えられたことも買い材料視されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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