ラクオリア創薬が下値圏から回復強める、「欧州における特許」に注目集まる

■産総研と共同出願、白血病、膵がん、乳がん、前立腺がん

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は7月12日、出直りを強める始まりとなり、取引開始後は5%高の785円(35円高)まで上げて下値圏から回復を続けている。11日の15時、「がん幹細胞の増殖抑制剤の欧州における特許査定」を発表し、注目が強まった。将来にわたって注目できそうな材料株として注目リストに入れる様子がある。

 欧州における特許は、連結子会社テムリック株式会社(以下「テムリック」)が見出したタミバロテン(レチノイン酸受容体作動薬、TM-411)によるがん幹細胞の増殖抑制剤の用途特許(欧州特許出願番号:15796913.0)で、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同出願した。タミバロテンは、急性骨髄性白血病、膵がん、乳がん、前立腺がんについて、アザシチジンや各がん種に使用される抗腫瘍剤との併用により、がん幹細胞を含むがん細胞に対して効果を示すことが確認されているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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